http://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%82%E7%A8%BC%E3%81%92%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%8CWin%E3%81%AE%E7%B4%AF%E4%B9%97%E3%80%8D-%E5%B0%8F%E6%9A%AE-%E7%9C%9F%E4%B9%85/dp/4478020973
TABLE FOR TWOは、創設から5年で500を超す団体・企業が参加する社会貢献活動になりました。
この活動を支えている大きな力が大学生です。
大学生達が自主的に運営するTFT大学連合という組織があり、全国の1000人近くの学生メンバーが在籍し、自身が所属する大学の食堂や、近隣の飲食店に働きかけて、TFTプログラムを導入したりしてもらっています。
(京大の例)
http://www.facebook.com/TABLEFORTWOKyodai
大学生達は、忙しい学生生活の中、主体的、情熱的にTFTの活動に参加してくれています。
そんな学生たちの表情はイキイキとしており、目はキラキラと輝いています。
ところが、卒業をして大企業に就職をすると、輝きを失い、元気がなくなっていってしまうんです。
「会社が何をしたいのか、自分はなんのために仕事をしているのかわからない」
「何を目指して、毎日仕事に向かえばいいのか」
といった声が、彼(女)らからは聞こえてきます。
「仕事を通じて何か社会によいことをしたい」
これこそが今の若い人たちが求めていること、なんじゃないかと思います。
ある世論調査で「日頃、社会の一員として何か社会のために役立ちたいと思っていますか?」
という質問に、20~30代の70%の人が「はい」と答えました。
ところが、「どのように実現しますか?」という質問に対して、「自分の仕事を通じて」と答えた人は、25%しかいませんでした。
一方で、企業を見ると、こちらもなんだか元気と自信を失っているような気がしています。
僕が仕事で訪問するアフリカの国々には、中国や韓国の企業がものすごい勢いで進出し、市場を席巻しはじめているのを目撃します。
残念ながら日本企業の姿をみることはあまりなく、ごく一部の企業を除き、グローバル化に悩んでいるようです。
グローバルに成功している、というのは具体的にどんな状態だと思いますか?
- 海外市場で利益をあげている?
- ブランドが浸透している?
- 従業員のモチベーションが高い?
- 株主が応援してくれている?
- 進出先の地域、コミュニティに支持されている?
この全てを同時に実現できるとしたら?
長くなりましたが、今回の本で紹介したかったのが、こうなるためのアプローチ
「WINの累乗」
です。
「WINの累乗」とはどういう状態か?
よく、Win-Winという、これまで良いと言われてきた二者間のみに作用する状態から、会社に関わるすべての人にWINを生み出す、ことです。
さらにそれが作用しあって、自己増殖をはじめ、波紋のようにドンドン広がっていく状態、です。
「WINの累乗」を作りだすために、今回「5C」というフレームワークを紹介しています。
この5Cの例をTFTで見てみましょう。
では、グローバル化に成功するためになぜ「WINの累乗」が必要かというと・・・
一度累乗がはじまると、インパクトの範囲が大きく、広がるの速い、さらに設計をうまくすれば持続時間も長い、のです。
つまり、地球規模である種の「うねり」を短時間で作りだすことが可能になるんです。
企業で言えば、素早くグローバルにビジネスを展開することが可能になるんです。
「それはTFTのような社会貢献、NPOだからじゃないの?」
という疑問も出てくるかと思います。
しかしながら、「WINの累乗」を作りだすことに成功しつつある企業も出てきています。
そんな事例も本書では紹介をしています。
こういった「WINの累乗」を作りだせる企業こそが、先ほどの優秀な若者たちを惹きつけ、魅了する企業だと信じています。
興味を持たれた方は是非手に取ってみてください。
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